
はじめに
電子レンジには「温め」以外にも便利な機能が搭載されているモデルがあります。
代表的なのが オーブン機能・トースター機能・グリル機能 です。
便利ではありますが、それぞれの違いは分かりにくいもの。実は仕組みや得意料理はまったく異なります。
今回はそれぞれの特徴と、どんな人におすすめかを分かりやすく解説します。
👉 電子レンジの基本的な種類(単機能・オーブン・スチーム)については、こちらの記事でまとめています:
トーストもできる?電子レンジの違いを徹底解説【単機能・オーブン・スチーム】
オーブン機能とは
- 仕組み:庫内全体を高温にして、食品の外側からじっくり熱を通す。
- メリット:表面をこんがり、中までしっかり火を通せる。お菓子やパン作りにも向いている。
- デメリット:予熱や調理時間が長め。

得意料理:グラタン、ケーキ、パン、ローストチキンなど。
トースター機能とは
- 仕組み:上または上下のヒーターから強い熱を当て、短時間で表面を焼き上げる。
- メリット:表面をカリッと香ばしく、中はふんわりに仕上がる。スピード調理が可能。
- デメリット:レンジに搭載されているトースター機能は 片面焼きが多く、ひっくり返す必要がある。専用のトースターに比べると焼き上がりはやや劣ることも。

得意料理:食パン、ピザ、クロワッサンの温め直しなど。
グリル機能とは
- 仕組み:上または上下のヒーターから直火に近い強い熱を加える。
- メリット:表面を香ばしく焦がし、余分な脂を落としながら調理できる。
- デメリット:焦げやすく、加熱ムラが出やすい。

得意料理:魚の塩焼き、焼き鳥、肉料理など。
選び方の目安
- オーブン機能 → お菓子作りや本格的な料理に挑戦したい人におすすめ。
- トースター機能 → パンをよく食べる人、朝食中心の人におすすめ。
- グリル機能 → 魚や肉を香ばしく焼きたい人におすすめ。
まとめ
- オーブン機能:外側からじっくり火を通し、本格料理向き。
- トースター機能:短時間で外カリッ、中ふんわり。
- グリル機能:表面を香ばしく仕上げ、魚や肉に最適。